製作事例

革小物の新商品の開発事例と苦悩。素材によってできる商品が変わる

革の新商品

専用のHPを立ち上げてから1年半が経過しました。
「mr.leather」HPを通じて色々なご要望を頂ける事が有ります。
依頼される側の方々もこの会社に依頼して大丈夫かな?と言う懸念をお持ちで、最初は軽くご要望内容をお知らせ頂き、その後にご要望内容に対するご返答を直ぐするように心がけています。
此方からは質問返しとなりますが、最初の「出会い」の感じで、その後が見えてきます。
その中でお断りするケースが有ります。

ヌメ革について

弊社が使用していない「革質」の依頼が有ります。
弊社の使用している革を限定して製作していますが、「ヌメ革」のご指名を頂く事が時々有ります。
「ヌメ革」=表面が滑らかで、革の厚みも弊社が扱う革の2倍程、しかもかなり硬くソファに使用する革とは大きく異なります。
専門的な表現では、「植物タンニン鞣し」、を行い染色以外の工程は行わない独特の革質に仕上げています。
「ヌメ革」は主に、鞄・靴類、バック・財布・ベルト等に使用しています、また手芸用としても「レザークラフト教室」などで多く使用されています。
ヌメ革は硬くて厚みが有る為、形状変化が少ない素材だと思います。
ソファ用に柔らかく鞣された革とは異なり、この素材は財布等適ししっかり感のある商品に仕上がります。

ペンケースの事例

私は弊社が使用している素材に適した商品を選んで色々試作しています。
手頃感、手触りの良さ、小さなサイズで持ち歩く事が可能、身近で使用可能などを意識して商品選択しています。
ペンケースもこれまでのコレクションに既にありますが、また形状の違ったペンケースを試作しています。

革の新商品
「ラウンド・ファスナー」タイプの形状で(長財布のようなイメージ)
※写真の物はやや大きい為、コンパクトタイプを試作中

この商品は岡山県倉敷市(アトリ・エトノープ様)の方からのご要望で製作させて頂き納品済みの商品ですが、この時取り入れた新たな加工方法、製作工程を生かし工夫を重ね何種類かを現在試作中です。

通院用のバッグ

その一つに、高齢者の方々が病院に行かれると色々な病院のカードをお持ちで、病院の受付でバックの中から探し出している光景をお見受けします。
この様なカードを一括収納できる様な革ケースを試作中です。
病院カードが何種類も有り保険証やお薬手帳などを一括収納出来るよう検討中です。

革の新商品
※カード収納数(ポケット数)16枚分+お札も収納できるポケット2ヵ所
※自前用としてテスト使用中

薄型のペンケース

又これまでコレクションの中にペンケースが有りますが、薄型のペンケースも同様な製作工程でサイズを変えて試作中です。

革の新商品
※サイズは約90㎜x200㎜x20㎜

革の新商品
※ペンの収納方法に関しては試行錯誤中です(名刺も一緒に収納可能)

このタイプの製作に関し最大のポイントは、ファスナーを所定の位置に仮付けする工程で、仮付けとは言え1㎜のズレでも完成時にはそのずれが綺麗さを無くします。

見積について

ところで、HPからの見積もりをご要望の方は、必ず製作ロット数とその価格を求められます。
私としては、少ないロット数で少しでもお安くする事を意識しています。
理由は2点、革はソファに使用する革を同時に使用する為
新たな革の仕入れをしなくて済みます、革を余す事無く有効活用を心掛けています。
ロット数に関しては、1個ずつすべて手作業の為、数量が多い場合私の拘束時間が多くなる事から、比較的短時間で出来る数量でお願いしています、わがままな性格です(笑)
逆に言えばご依頼者側からは、小ロットで対応出来る便利さが有と思います。
更に困る事が有ります、具体的な写真やイラスト無しで見積もり依頼されても、しっかりした見積もりが出し難く難儀します。
新たな商品開発にチャレンジする事は大好きですが「もう少し若い時からこのジャンルの商品開発が出来ていれば」と反省も有ります。

ミスターレザーはコチラ!

-製作事例

© 2021 革ブログ