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革ブログ

製作事例

オーダー(OEM)革小物の製作実例「刃物・ナイフケース」

更新日:

「ミスターレザー」のHPを開設後、全国の方から革製品製作の問い合わせが入りますが、ご要望にお応えする事がまだまだ少なく、せっかくお問い合わせを頂いても、残念ながら納得する内容でお応えできておりません。
一番の問題は「価格面」だと思います、お問い合わせの内容は数量と納期と価格の連絡を希望されます、その中で特に価格面ですれ違いが出ます。
多い要望として「数量を多くし価格をお安くしてほしい」と言われますが、基本的に機械で量産する事でなく、すべて手作業の為、多くの纏め発注を頂いても、価格に反映する事は少なく、むしろ多過ぎると苦痛です(笑)

ナイフケースの製作実例(タケフナイフビレッジ様)

最近、地元「越前打刃物」で有名な「タケフナイフビレッジ」様よりナイフケース(刃物ケース)4種類のオーダーを戴きました。(タケフナイフビレッジ様のホームページは下記リンクからどうぞ)

タケフナイフビレッジ公式サイト

それぞれ数十個のご依頼でした(先日全て製作終了、納品完了)
家庭内で包丁など革ケースが必要なのか?と思いきや、「キャンプなどのアウトドア」に包丁などを野外に持ち出す際使用すると言います(納得)

ナイフ・刃物ケースの革製作実例
※右端の白く小さいものは「ミニペーパーナイフ」革ケース

近年、アウトドアで楽しむ方々が増え、ワンボックスカーで郊外に出向き、家族やお友達と、自然界の中で語らい、皆でわいわい楽しみながら、更に皆で食材を持ち寄り思い思いの料理をし、和気あいあいの中、想い出をつくると言う、これが大変楽しいようです。
私の息子家族も時間が取れるとキャンプなど自然界に飛び込んで行くようです(両親の私達には全く誘いは無いですが…^^)

ナイフ・刃物ケースの革製作実例
※上記画像の革ケースは包丁を入れた後、革紐でグルグル巻きにし、包丁を安全持ち歩き出来るよう工夫しています。
革の切り口など自然の雰囲気を残してのケースです。

ナイフ・刃物ケースの革製作実例
※上記の画像は包丁を差し入れる方式です。

通常のいわゆる「三徳包丁」の類いを入れます。
近年、突然刃物で人を襲うニュースが有り、刃物を野外に持ちだす時には安全対策した状態が必要です。

製作時のスムーズなやりとり

製作する際の窓口担当の方は女性で「笠島様」、今回の革ケース製作に関し全権任されておられるようです。
製作前の打ち合わせでは、細かな部分のご指摘や、革質、革色、縫製時の「ミシン糸の色」など、実に細やかな部分のご指示を戴きました。
商品の完成状態を想像されてのご指摘である事から、デザイン力、が有りカラーセンスを持ち合わせていないと打ち合わせでアタフタしますがこの方は実にテキパキされ私達も安心して製作を進める事が出来ました。

革製品が詳しくない方の場合、ある程度説明をした後、「後は職人さにお任せします」と言う打ち合わせが一番職人泣かせかも?
本当にお任せなら文句なしですが、試作完成時、あれこれ言われると…(笑)

また、刃物ケース以外に「専用刻印入りキーホルダー」の発注も頂きました。


こちらが専用刻印入りキーホルダー。バリエーションが豊富です。

実は超特急作業で仕上げました

前回ブログで「越前市:千年未来工芸祭」の事に触れましたが、このイベントに出展すべく、製作を間に合わせて欲しいと言う超特急の作業でした。

(詳細記事は下記リンクへ)

福井県越前市にて開催「千年未来工芸祭」参加から

8月31日千年未来工芸祭イベント当日「タケフナイフビレッジ」様ブ―スには刃物と同時にケースも並べて有り、しっくり馴染むような展示で安堵感を覚えました。しかし残念ながら「写真」を撮り忘れました。

お客様からの色々なご要望内容も、製作可能なものと、未知の世界(私としては…)のものが有り、時には力不足を強く感じます。

新しい革を惜し気も無く裁断するのでなく、ソファのパーツを最優先に裁断しパーツ間のまだまだ使用できる部分を有効活用する事で大きなサイズの物は製作し難く、パッチワーク状態にしたり、革サイズに合わせた商品の設計を考えています、その為、お客様のご要望にも限度があり難儀する所です。

ミスターレザー公式サイト

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