製作工程

革はこうやって薄くなる!「革すき」技法を画像つきで詳しく解説!

革剥きについて

前回の革ブログ「革小物の機械たち」でもふれましたが、今回はその機械の一つ、「革すき」について書きます。

革が厚いと縫いにくい!?

毎日、製造過程でたくさんのパーツが裁断されます。そして、パーツ毎にミシンで縫い合わせていくのですが、革って布と違い、厚いんです!(品種によって異なりますが約1.4~1.6㎜の革を使用しています)

革すきをせずにミシンで縫うと、ゴツゴツ感が出て綺麗に仕上がりません、時にはミシン針が折れてしまいます。

革を剥けば解決!

それを防ぐためにも、またミシンで縫いやすくするためにも、革の縫いしろの部分(約15㎜程度)を薄く剝いていきます。
この地道な作業のおかげで、きれいな縫製、商品が出来上がります。

革剝き機

革すきの機械です「剝き機」と言い兵庫県に製作メーカが有ります。
この機械のおかげで、スムースに縫製していくことができます。

革剝き機

どの部分をすくか、しっかり固定してから機械を動かします。

適した厚み

全商品には「縫製マニュアル」を準備して有ります、商品別、各パーツ毎のマニュアルに沿って正確に所定の部分を写真のように機械に当てて剝き作業を進めます。

剝く厚みは「約1㎜~1.1㎜」程度となります、薄くし過ぎても強度面で問題発生します、一番適していると思われるのが1,1㎜程度です。
革を剝いた際のいわゆるゴミは瞬時に機械にセットされている吸引機でバキュームしてくれます。
回りには全くゴミが散らかる事無く綺麗な所で作業が出来ます。

革剝き機

機械のメンテナンス

きれいにすくには、機械のメンテナンスは欠かせません!
毎日、刃をきれいに研いで、デコボコに剝かないように、均一に剝いていきます。
刃はほぼ毎日研ぐといつもきれいな出来栄えになります。
刃を研ぐ時の注意として、静かに柔らかくと言ったイメージで、緊張しながらセットされている研磨機を刃先に当てます、「急がない、静かにゆっくりと」がポイントとなります。
テスト剝きで、剝く時 実に抵抗なくスムースな感触が得られます、刃先が痛んでくると手先にゴツゴツ感が伝わり、研磨時を教えてくれます、これもいつも同じ作業をしている者にしか感じない繊細な感覚です。

革剥きの Before After

Before

革剝き機

革の裏面です。
こちらは、革をすく前の状態です。
これから革の端 約15㎜程度を所定の厚みに治具をセットして作業を進めます。

After

革剝き機

革を剝いた後の状態です。
剝いた部分は、約1.1㎜程度と薄くなります。

円形も大丈夫!

革剝き機

こちらも、革を剝いた後の状態です。円形でも問題なく剥くことができます。

このように、革の裏面を縫いやすく薄く剝いてから、ミシンで縫っていきます。
この機械のおかげで、いろんな商品が綺麗に仕上がっていきますね。

革剥き まとめ

革剥き まとめ

  • 革を剥かないと、次の縫う作業がうまくいきにくい
  • 剥く厚みは「約1~1.1mm」
  • 革剥き機の刃は毎日メンテナンスして高品質を保っている
  • 円形の革でも剥くことができる

このように常に最高の品質で商品を作るために「革剥き」という見えにくい地道な作業も手を抜きません。

またもちろん「革小物製作」でも同様の技術を用いて高品質な商品をお作りいたしますのでご安心下さい。

今回は革パーツの「剝き工程」の一部を紹介しました。

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