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国内カバンのメッカ「豊岡地区」のカバンストリート視察

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豊岡市カバンストリートへ訪問

この度 数年来 気になっていた地区「兵庫県・豊岡市」に脚を運びました。
兵庫県は革の鞣し生産地として今でも国内一の規模を誇る産地で有名です。
更に兵庫県の日本海側に有る「豊岡市」はカバンの生産地としても有名です。
11月23日(祭日)に早目に福井の自宅を出て豊岡に向かいました。
敦賀から若狭湾側を通る「自動車道」を走り、舞鶴から分岐した自動車道を豊岡方面に進みましたが、意外に(約3時間半)時間が掛かり到着時ややドライブ疲れを感じました。
目的の豊岡に到着後、総合展示場?的な所に伺い豊岡の見学ポイントを係りの方にお聞きし、駐車所に車を置きパンフレット片手に一軒一軒のぞき見して歩きました。
本当の目的は、販売している様子で無く「製作工程」を見る事を期待しておりました。
11月23日の勤労感謝の日を利用して訪れましたが、街の中は閑散としており、お客様の数は驚くほど少なくビックリでした。

圧巻のカバンストリート

豊岡市内には「カバンストリート」と言う名の通りが有ります。両サイドアーケードが有り当日は細かな雨模様でしたが傘無く歩ける工夫が有り、300~400m有る「カバンストリート」で15~16軒ある各店を気軽に立ち寄る事が出来るようにしてあります。

豊岡市視察

その中に意外なものを見つけました。「さすが豊岡だな」と思うカバン類の「自動販売機」が有りました、簡単な買い物バック程度だったと思いますが「カバンの町」だから有る自販機でした。
国内にはいろいろな自動販売機が設置して有るものが有ります。
国内に約500万台の自販機が有り売り上げは5兆円あるそうです。
その中には各地様々なユニークな自販機が有る事と思います。

豊岡市視察

更にびっくりした全体が「カバンデザインのバス」が市内を走っていました、ビックリで写真を撮り忘れました。

お店にもぶらり訪問

ところで「カバンストリート」を歩き1軒のお店で見つけた、お店の奥にミシンを数台置き、年配の方が二人たくさん積み上げた縫製前の素材を一個ずつ縫製していました。
声掛けさせて頂いた所、手を止める事無く気さくに応対して頂けました。
素材の種類や、1日の生産数、キャリア等聞かせて頂き、更に豊岡の歴史なども教えて頂きました。
なぜ豊岡がカバンの町となって来たのか?元々は「柳行李」(やなぎごうり)と言う衣装ケース等が主で時代背景から衣装ケース等不要になり「豊岡で作られる商品」も徐々に変化して来たようです。

豊岡に訪れる前、カバン素材は「革」が殆どと思っていましたが、布地やエンビレザー等多義にわたる素材を用いてバック類を製作していました。
街中が閑散としている原因の一つに海外商品がお安く、しかも上質な品質で輸入されてきている事が大きいと言われていました。
「メイドインジャパン」を胸張って言える「品質、満足して戴ける商品作りを目指しています」と言う職人さんの目の輝きが印象的でした。

もう一軒気になるお店が有りました、30代後半~40代の男性が経営している小さなお店で暫くお話をお聞きしました。
元々ある革の「大きな傷」をそのまま正面の見える場所に堂々と使っているバックが有りました。
「自然の姿が美しい」と自慢げに話します、また「2つ折りの財布」
を手に取っていた所、この商品は細かな所に「技術の粋」が入れて有ると言います、(私には普通に見える財布でした)通常デパートなどでは1~2万円と言ったイメージですが7万4千円の値札が付いています。
購入して使用していて分かる「長持ちする仕様」を教えて頂きました、
しかし私の未熟さから説明して頂いた内容の半分近くは理解不能でした、それはこれまで修行してここまで来た事の「自信、手を抜かない性格、妥協しない信念、価格競争しない方針」を滔々とお話ししてくれました、些か共感し、私とよく似た性格かなと思いつつ最後に彼と名刺を交換しお店を後にしました。

各業界、産地と言われるエリアが国内のあちこちに存在していますが、創意工夫で頑張り続けてほしいと言う思いで視察を終えました。

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