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東京レザーフェアについて【概要紹介】

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東京レザーフェア2018

東京台東区の「都立産業貿易センター台東館」に於いて年2回「東京レザーフェア」としてレザー関連のフェアが開催されています。
開催場所は毎回同じ場所を使用しているようで、浅草観音のすぐ近くにある台東会館には大勢の革関連の会社の方々や、レザークラフトを手掛けていると思われる方々が大勢視察に行かれています。
近年では海外の革メーカや販売会社も展示参加しています。

春行われる時は「春夏コレクション」として、12月に行われる時は「秋冬コレクション」として(12月開催で秋?)実施されています。
主催は「共同組合資材連・東京都」「後援:経済産業省」
毎回戴くDMには「日本最大級の皮革及び皮革関連素材トレードショー」となっています。
入場者の多くは一般の方では無く、如何にも革関連の会社、職人さんと言った風にお見受けします。
私の情報は登録されていて毎回DMにてショーの開催案内を頂いており、これまで数回このイベントに伺っていますが、残念ながら?内容は毎回ほぼ同じように感じてしまいます。
出品会社などは毎回工夫を凝らしているようですが、大きく「変わった」と言う感じはしません(批判では無く)
それでも2年に1度程度は伺って、「新たな発見」を求めて行きます。

内容の一例としては、2日間行われる中で世界でも有名なファッション関係の方のセミナーやトークショーなど開催し単に「物見せ販売」と言う事から、皮革産業全体のPR、底上げを目指している様子が伺えます。

肝心の革その物の変化に関しては、鞣し加工の工夫からタッチ感を重視した「柔らかな革」、表面に「特殊な模様」を表現した革、さらには「トレンド・カラー」と称した「カラフルな色」などを表現、展示しています。
また革素材以外にバックや靴などの部品の販売、(製品そのもの販売は有りません)更に生産加工に使用する各種道具や機械も同時に展示し、より優れた革製品を製作できる事をアピールしています。
革に興味の有る方は一度ご覧になっても良いかと思います。

東京レザーフェア2018

東京レザーフェア2018

東京以外のヨーロッパ、イタリア「ミラノ」ドイツ「ケルン」デンマーク「ベラセンター」などの大きな国際イベントにも何度か視察に行きましたが、東京のイベントと比べると桁違いの規模で開催しています。
東京ビックサイトの数倍の規模で開催されており、全部のブースをじっくりと見るには2~3日を要します。

革の本場ともいえるヨーロッパでは各国から自慢の革を自信満々でアピールしています。
ヨーロッパの革は柔らかで肉厚が有り、小キズも目立たないとても魅力的な綺麗な革が目立ちます。
ヨーロッパでも特に革素材に力を入れている国はイタリアで有り、ドイツが有名、イタリアの革メーカ各社 自信作を持ち寄っています。
その他デンマークやベルギーなどもイタリア製に負けない品質の物を輩出しています。(生産量で無く質の追求)
ヨーロッパの展示会など機会が有れば一度は見ておきたいイベントかも知れません。
ドイツに行った時聞いた話、牛の飼育で放牧する牧場の柵は「有刺鉄線」で無く、牛に傷がつかない素材を使用する工夫をしている、と言います。
日本ではより美味しい肉にする為にエサなど工夫して飼育している事は有名ですが、ドイツではむしろ肉より「革の品質」をどの様に高めるかを重視しているとも言います。
(ドイツで食事しても牛肉は硬く美味しくない、むしろ豚肉を食す方が圧倒的)

特にドイツ・ケルンにて2年に一度行われる「インターツム」と言うイベントは見ものです。
革だけでなく、家具全般の素材・部材・部品の総合展示会です。
特殊な金具など含め最も新しい商品を各社が持ち寄るイベントです。
当然その中に「革」も沢山のメーカが競い合って出展しています。

東京レザーフェア2018
東京レザーフェア2018

(ケルン「インターツム・展示会」)(ケルン市内の大聖堂)

国内だけでなく世界に目を向ければ「革質」を重視して牛の飼育に工夫している様子が伺えます。
そしてこの貴重な「革」を「素材」として私達は少しでも無駄なく有効活用させて頂いています、ありがたく思っています。

 

画像・内容参照:東京レザーフェア

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