展示会出展

福井県越前市にて開催「千年未来工芸祭」参加から

千年工藝祭

今年で2年目を「千年未来祭」と称するイベントを越前市の体育館「AW-Iスポーツアリーナ」で行われ、その結果を少しまとめました。
弊社も今回参加して来ました。(革小物関係)

企画された方の想いなど、事前広告などで告知している内容を「告知ネット」や「千年工藝祭のホームページ」から下記の通り抜粋致しました。

コンセプト

人、技、地域、
過去から現在、そして未来へ繋ぐ。
五感で感じる 時空を超えた
工藝のフェスティバル。

千年未来工藝祭

千年未来工藝祭は、現代を生きる若者たちに作り手の技や製品、人柄に触れてもらい、工藝や手仕事を身近に感じてもらうとともに、次世代への継承のきっかけづくりを目指すイベントです。
「工藝」や「人工」などの“ 工 ”という字は、二本の横棒で表現された「天」と「地」を結びつける「人」の営みを表現していたと言われています。人、技、地域、過去から現在、そして未来をつなぐこと。様々な点を繋ぎ、結び付けることが、この工藝祭の最大の目的です。
Co 共に、共同体+ NEXT
次に+ ion動作= CoNEXTion CoNEXTionは、「繋がり」という意味の単語
Connectionをもとに「共同で次の次元に動かそう」
という意味を込めてつくったことばです。

ミスターレザーも出店

千年工藝祭
※会場全体(2Fより)

千年工藝祭
※会場、弊社マルイチセーリング(ミスターレザー)のブースで革小物準備中

弊社は、革小物を十数点展示させて頂きました(案外展示スペースが小さく畳一枚分でした)
販売実績は二十数点でしたが、余りに多くの方の来場で接客も中途半端となった気がします。(ちなみにペンケースが一番人気でした)

イベントは2日間の日程でしたが外の会場と体育館内の会場とも来場者数は昨年(1回目)の2倍と言う運営側の方の説明でした。
越前市内の企業以外、遠くは京都、滋賀、金沢などの企業も自慢の商品を持ち寄り参加していました。

今回初めて参加し、他の方々の持ち寄った商品を拝見した所、アクセサリー品を扱う方々が大変多く、しかも「本職以外に時間を見つけ製作しました」と言う女性がおられ、自分の好きなものを自分で作りだした所それが販売に繋がりそうだと言う事で、今回参加しましたと言う勇敢な方も居られました、その意気込みはビックリと言うか凄い。
※今回、約130の企業・個人が参加されたようです。

越前市と伝統工芸

※ここからは今回の「運営スタッフ」の方がまとめたものを少し引用させて頂きます。
福井県越前市について
世界に誇れるモノづくりのまち越前市
1500年の歴史を誇る『越前和紙』、
700年の歴史を継承する『越前打刃物』、
江戸時代から伝わる『越前箪笥』が
今もなお、まちの文化・生活を支え続けている越前市。
世界に誇れる「モノづくりのまち」越前市から、
地域を超えて、時空を超えて、工藝の魅力をお伝えします。
本当に良いモノは、いつの時代も生まれ続け、
そして時代に合わせて変化していきます。
作り手との交流や体験を通して、モノとの関わり方や、
暮らしの中で良いモノを楽しむ意味を
改めて見つめ直してみませんか。

千年工藝祭
打ち刃物の作業手元

千年工藝祭
和紙の里の集落風景

千年工藝祭
タンスなど木製品製作の手元

千年工藝祭
武生~福井市内、私鉄電車「副鉄」車両基地(武生市内)

越前市は福井市と肩を並べる工業品出荷実績を誇る市であり多様な産業が存在します。
代表的な「和紙・打ち刃物・越前タンス」など「ものづくり」の街とも言えます。
福井県には数多くの歴的な「ものづくり」の県で有り、「越前漆器・越前陶芸・越前和紙・越前打ち刃物・サバエのメガネ」など今も脈々と引き継がれ進化発展しています、当然それぞれの産業毎にピーク時の販売額には全く及ばなくなっていますが、若手が今後を考え色々と模索、トライしている姿は高く評価できます。

以上の様なまとめですが、越前市に限らず、国内至る所にある「歴史あるものづくり」は若手職人の不足で継承が難しく試行錯誤が今後も続く事と思います。
古いものが良いとは思いませんが、その「製法・技術」は驚くものが多く有ります、現在その「製法・技術」が廃れて行く事の不安、文化が大きく変化して行く姿は止まらないのでしょうか?それで良いのでしょうか?

ミスターレザーはコチラ

-展示会出展

© 2024 革ブログ