革の知識

高級ソファ材の応用!ミスターレザーの革の品質は間違いなかった

高品質のソファの材料を生かして

ソファに使用される革は牛!?

ソファに使用されている「革」は「牛」の皮が圧倒的に多い。

※注釈:「皮」と「革」の違い、毛のついた状態で加工前の物が「皮」、なめし加工後に「革」となります。こちらについては前回のブログで解説しています。

 

牛の革が多い理由

牛の革が多い理由として、もともと牛を飼育する量が世界的に圧倒的に多く流通する量が多くなる事に有ります。

牛の飼育が多いのは、牛肉をほぼ主食的に食卓に上がる欧米の事情が有り、日本も食生活が欧米化してきて肉の需要が増加しています。

日本人は食の内容にこだわりを持つ事が多く(味や見た目、歯触りなど)国産牛にも「和牛」として多くを流通させています。

 

「皮」は元々肉を取った後に副産物として皮が残り、そんな皮を文明社会に役立てようと古くから世界各国で革の加工方法が開発され、特に欧米での肉食中心の世界ではとてつもない量の皮が排出されています。

従って欧米での革の加工技術は群を抜き、革厚はあってもソフトタッチの革に仕上げる事も出来、染色技術も高く、単純色から深みのある綺麗な色まで製造可能です。

 

牡と牝の違い

又、牡牛と牝牛でも革質の違いが有ると言われています。

牝牛は出産する事でお腹回りの繊維が荒く丁度良い部位が少なくソファ用としては避けられている、牝牛は出産し子牛を量産、また乳牛として、特に「ホルスタイン牛」の牝牛から牛乳を取る比率は国内に流通する90%以上となっているそうです。

 

様々な加工法

牛の皮でも、なめし工程で色々な革質に変化させています。

「加工一例」オイル仕上げ、タンニン鞣し・アニリン仕上げ、セミアニリン仕上げ、顔料タイプなど仕上げ加工が工夫され、用途に応じ使い分けされます。

 

ソファに使用の革として国内では顔料タイプが一般的で、高級タイプになるとアニリン仕上げやセミアニリン仕上げ、オイル仕上げと言った革を使用しています。

 

革表面を見ると、シボ「凹凸」が有るタイプが多く見られ、これは元々表面が滑らかな革に対し、デザインされた「シボ」を型押し(エンボス加工と言う)表面に変化を付けます。

牛にも革質の良いものと比較的キズや虫刺され、皮膚が荒れた物まで存在します。

 

キズや肌荒れの少ない革は、高級な革として珍重され最高級の加工工程に進む。

やや荒れた革質のものは、安価な革としての工程を経て流通して行きます。

 

革質の良い革はエンボス加工等しない滑らかでタッチ感の良い、オイル仕上げやアニリン仕上げ品になって行き、表面はスムース革として綺麗な革として評価が高くなります。

安価な革は、顔料仕上げで深めの「シボ」(エンボス加工)をして表面の問題を改善させてキズなど分からない様仕上げます。

 

国内での革なめし加工は殆ど牛一頭を背割りして二枚に分け加工します。

牛一頭分の大きな革は「約500デシ※」以上と大きく、鞣し加工にも大きな機械やスペースが必要となり、国内では半裁(牛一頭の2枚取)の方が何かと加工し易い。

海外(欧米)では、1頭革の流通が主流、鞣し加工機や作業スペースを大きく取り、大きな革の鞣し加工が一般的になっており、使用者の要望も考慮し1頭革が主流となっています。

 

※注釈:専門用語で10㎝x10㎝を「1デシ」と称し、牛一頭分は500デシ~600デシある、半裁の革はその半分で250デシ~300デシ前後となります。

商取引でも(革の売買)1デシ○○円と言った1デシ当たりの価格で取引が行われます。

 

ミスターレザーはソファの素材を生かして作る

ソファ用にパーツを専用機で裁断し縫製しソファに張る工程に進みパーツの裁断時、パーツとパーツの間に少々の端材が発生する、その端材を更に有効活用し「革小物」を製作します。

これが「Mr leather」の役割です。

一枚の革でも、部位により、良質な部位と使用できない部位が有ります。

昔から「キズ革は使っても腹革を使うな」と言う言われ方をしています、それは腹の革の繊維が荒く、異常な伸びと柔らか過ぎるのが欠点とされます。

私達もソファに使用する革の裁断でもその事を徹底しています、端材を使用する際も柔らかな部位(腹部分)はすべて廃棄し、品質に対して徹底的にこだわっています。

 

まとめ

  • ソファに使われる主な革は「牛」でその理由が世界的に流通が多く品質が良いため
  • 牡(オス)牛と牝(メス)牛の大きな違いは「繊維の荒さ」であり、牡牛の方が荒くないためソファに適している
  • 良いソファに使われる皮はキズや肌荒れの少なく高品質なもので、弊社もそれを使用
  • 革小物製作の革にはソファと同じ高品質な革を使っている

このように今回は、革のちょっと深い知識や、ミスターレザーとしての考え方や使っている革について解説いたしました。

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

 

 

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