
革の種類は色々な動物から加工され「革」として使用されていますが
世界的にも革製品は「牛の革」が大半を占めています。
国内の主な牛の種類は「11種」
改めて「牛」に関し調べてみました、まず牛の種類として、国内で飼育されている牛の種類を大きく分けて「11種」としているようです。
- ホルスタイン種
- ジャージ種
- 乳牛種
- 黒毛和牛
- 褐毛和種
- 日本短角種
- 無角和種
- 黒毛和種x褐毛和種
- 和牛間交雑種
- 肉専用種
- 交雑種(肉専用種x乳用種)
「ホルスタイン」は有名です、国内に出回る牛乳の98%前後がホルスタインから乳用牛として飼育されていますが、オスは「種牛」以外、去勢されその後、1~3年で食用となります(可愛そう…)
※「ホルスタイン」=オランダが原産地「白・黒のまだら模様が特徴」
11種類の中でも「黒毛和牛」は有名ですが、その他の種は耳にする事が少ない種類です。
「食肉店」の表示でも牛の種類まで細かく表示していない事から なじみが薄くなるのでしょうか?(黒毛和牛とか国産牛と言った表示は有ります)

※ホルスタイン種
和牛と言われる種類=4種類のみ
黒毛和牛(和牛の約95%)全国で200前後の銘柄有り「神戸牛・松坂牛」など霜降りと言われるサシ(脂肪)は世界的にも高い評価。

褐毛和牛(和牛の約4%)薄い褐色(赤毛とも言う)阿蘇地域を中心に飼育、他に高知県中心に飼育される高知系(土佐和牛)があります。

なめし工程
牛から「皮」となり「革」に変わっていく中で「色々な特徴」を出す為の工程「なめし工程」があります。(鞣し)
この作業を行っている会社は、現在では「兵庫県内」に最も多く集中しています。
「なめし」工程の特徴として、「腐敗」を防ぎ、柔軟性、多孔性、耐水性、耐熱性、などを導き出します。
「なめし」の種類は多く、「革」の仕上りを想定して「鞣し剤・方法」を選定するようです。
「なめしの種類」として次のようなもの(方法)があります。
やや専門的ですが、有名なものを一部紹介します。
- クロムなめし=クロム塩を用いて行い鞣し時間は比較的短時間
ででき、経済性に優れ、仕上げた革は柔軟で保存性・耐熱性・染色性が良く、袋物、衣料など最もポピュラーな鞣し法です。 - 植物タンニンなめし=植物の葉、樹皮、木質部に含まれる物質の総称これを用いてなめしを行います。クロムなめしに比べ「伸びと弾性」が小さく堅牢性が高く、靴底革、ヌメ革、クラフト用に利用されている。
- オイルなめし=クロム革工程後、生油、合成油等を用いて加工、仕上りは油を多く含んだような肌触りが良く色に「濃淡」が出て
ウエスタン調感覚が表現でき好まれる革でもあるようです。
※弊社ソファ用に採用中、最高級の位置付けで製作中です。 - アルミニュームなめし=最も古い鞣し法だそうですが近年クロムなめしが開発されてからは革手袋(溶接用など)に、又他の素材とコンビネーションでの「なめし法」として用いられています。
- アルデヒドなめし=この原料だけでの「なめし」は殆ど無く、コンビネーション材として用いられているようです。
- 顔料仕上げ=なめし方法では無いですが「最終仕上げ」で革表面の細かな傷などを隠し、均質な着色が出来、表面を凸凹状の型押しをし、仕上げに多く用いられています、便利な塗料液「顔料」
- その他日本古来の特殊な「姫路の白鞣し」と言うなめし方が有ります「白靼=はくたん」「古志靼=こしたん」とも言われていたようです。
菜種油(なたねあぶら)を染み込ませ、足もみを行い、天日干しを行う事を何度も何度も繰り返し、次第に革が白くなり、最終真っ白になります。(世界に無い鞣し方だそうです)その歴史は1000年以上前と言われています。
昔から色々な動物の皮革を有効活用しようと世界各国で独特の製法を考えだし、生活の中に溶け込んでいきます。
欧米における革製品=自動車のシートや家庭のソファ、バックや靴など特に「バックや靴」などデザイン性を付加し世界的ヒット商品を送り出しています。
又日本と違って革加工の技術面では歴史が格段にあり、牛1頭分の大きさで鞣し加工する事が通常です(日本は半裁品ですが…)
※革の部位名と革の断面

※革断面

その他TV情報から、変わった「研究」として「近畿大学」がマグロの完全養殖を世界で初めて成功させて、マグロを美味しく戴いた後の「皮」を有効活用しようと革の「なめし」を実施し革製品製作にチャレンジしている「TV番組」を拝見しました。
皆さん研究熱心で感動します。