近年「ふるさと納税のしくみ」を有効活用し納税(寄附)と、その特典となる食品や特化した産地特有の商品、を各自治体が、競って「返礼品」として、準備しています。
ご自分で「全国の自治体から興味ある中から選んで寄附をする」と言う仕組みです。
ふるさと納税の始まりは福井県から
先ず「ふるさと納税」の歩みを少し調べました。
地方間格差や過疎などにより、税収の減少に悩む自治体に対しての格差是正を推進するための新構想として、西川一誠(福井県知事:元)が2006年(平成18年)10月に「故郷寄付金控除」の導入を提案した事から始まります。
引用:Wikipedia
※2020年、福井県知事選にて杉本新知事に交代
私が住んでいる福井県知事「西川知事」(当時の)が「ふるさと納税」と言う仕組みのきっかけを国に対し提案した事は知っていましたが、提案した知事が今日現在のように全国で大きく盛り上がる事を予測できたでしょうかね?
提案の内容では、全国で生まれ育った子供たちが、地元の小学校・中学校・そして高校にて、しっかり基礎となる勉強を終えて、都会の大学に進学したり、就職したりし生まれ育った「地」を離れて行くケースが多く、地方の人口減少、過疎化になっています。
※一度きりの「人生の中」で地元以外の地に「触れてみたい」「生活して見たい」「新しい体験・新しい出会いを求め」人は「井の中の蛙」から「大海を目指す」、という心理だと思います。
「基礎部分」を生まれた「地」のお金を使って成長しますが、その「地」を離れて行くと、今度は新しい「地」に就職し、税金等をその「新天地」に納税します。
つまり、生まれ育って成長するまでその地の費用を使って、その後は他の地区に納税すると言う「不敏さ」を少しでも「緩和」できないか等「切実な思い」から考え出した「しくみ」とも言えます。
ただ出身地に一部でも納税してほしいと言う思いだけでは「その効果」は知れている、そこで発生したのが「返礼品」と言う「納税する事のメリット」が出来上がって来ます。
返礼品の一例
各自治体では「返礼品」の中に大変高価な商品を準備する所も有り各自治体は競って魅力をアピールして来ています。
例として、とても普通買えない「高級霜降り和牛肉」、「その地」に行かないとなかなか手に入らない「産地特有の工芸品」「季節感のある果物」等を準備されています
下記は一例。(ふるさとチョイスから引用)
更に「もの」で無く「体験型」の返礼品が出ています。
各地区皆さん思い切ったアイデアを出し合いトライしています。
各地を旅行しないとなかなか「見られない物・食せない物・体験できない事」が、この「仕組み」の魅力かも知れません。
ふるさと納税の仕組み
画像引用:ふるさとチョイス
もう少しこの「ふるさと納税」の「仕組み」を彫り探ってみます。
個人的に、国内どこの自治体のものでも選定可能ですが、実際は「寄附」で住民税の一部に充当する仕組みを「納税」と言っています。
その「寄附額」には限度があります。
これを調べてみると、実に大変、「所得税分からの控除・住民税基本分からの控除・住民税特例分からの控除」の合計等、各計算式が有ります。
年収に対し「家族構成」=「独身」又は「夫婦共稼ぎ」「高校生までの子供が1人」など、更に「住宅ローン・医療費控除」等が計算されます。
詳しくは「ふるさとチョイス」で控除上限額のシミュレーションができるのでそちらで一度金額をシミュレーションしてみて下さい。
又、寄附する際、必ず必要な自己負担額「2000円」が有ります。
通常「住民税として納税する額」の「15%以内」が見安の様に思いますが、間違っているかも知れません…悪しからず。
私も経験していますが、寄附した自治体から「寄附証明書」を戴き翌年の地元に確定申告する時にその証明書を持ち込み、納税の一部に当てて頂きます。(今はネット上で対応しているようです)
尚、各自治体の「返礼品・限度額」は寄附額の「30%以内」と決められています。
高級なの物を求められたい時は「寄附額」を多くする事でゲット可能です。(ご自分が払う1年分の住民税納付額を上回っても構わないですが、ご自分の「限度額」以上は全て「寄附扱い」になりますのでご注意を。
ミスターレザーも出品中
ところで「弊社」は「革小物」を20数点、返礼品として登録させて戴いております。
※下記のその一部です。
現在弊社「革小物品」での人気No.1が=「ペンケース」です
次が「ティッシュBOXケース」です、更に「マウスパット」も人気です。
今年から弊社主力商品「スキップ」と言う「床に暮らすソファ」を登録させて頂きましたが、かなりお高いです、でも時々ご用命戴いております。
※「スキップ」弊社ではロングラン商品です(約35年以上前から販売中)
今回の「ふるさと納税」に関し、調べますと「知っているようで知らない事」も分かりました。