製作事例 製作工程

新商品追加!病院用カード収納ケース製作工程を画像でご紹介

新商品の病院用カードケース

新しい商品作りは「楽しくも有り・苦労も多々ある」ものと心得、完成をイメージしながら使用する材料の選定を考え、作業工程の簡素化を考え(価格に影響する為)、納得した仕上げとなる様設計します。
苦労する部分は私にとって「未知の作業」で要領が分からずアタフタする部分です。

カードケース製作の経緯

今回の「カード収納ケース」は自分が「欲しい物」として設計しました。
60歳を過ぎた頃から高齢者の集まりでは、まず「体の不具合の有無、病院の良し悪し、若かりし時期の自慢」等の話題に集中します。

特に体調の悪い所の説明が有り、何処の病院に行っているか、どんな薬を服用しているか、話題は数時間に及ぶ事もあります。

皆さん病院の発行するカードはビックリする程沢山持っており、財布や、市販の袋などから1枚ずつ出して見せ、その病院の特徴(良し悪し)を説明する方も多く居ます。
更に病名(特に足・腰に集中)を事細かに説明され、ビックリするような病気を抱えつつ通常生活をしている方が多い事…。

私は現在、「60歳以上のシニア・ソフトボール」チームと「65歳以上のハイシニア・ソフトボール」、2のソフトボールチームに所属しており毎週日曜日にほぼ試合が組まれ、毎週土曜日、朝5時30~7時まで、いわゆる「早朝練習」をしていますが、やはりその集まりでも「作戦会議」の前に体の異常、体調を一生懸命説明する方がいます。

ずい分としつこく前置きになりましたが、高齢社会の生活の中では最大の話題ではないかと思います。
そうした中で考えたのが「病院関係カード・保険証」など一括収納ができ、取り出し易く、病院に行く時にはこの「ケース」だけ持って行けば良いように工夫した商品となります。

新商品の病院用カードケース

病院用カードケースの仕様

  • カード16枚・お薬手帳2ヶ所(お札も入る)
  • 中央に小銭入(ボールペンなども入るサイズ)
  • 全体サイズ=20cmx15cm
    (ファスナー3方を広げると20cmx30cm)

となります。

 

製作工程・流れ

作業の流れはまず、革の選定を行います、「25cmx35cm」と大きな革が必要で大きなサイズが取れる数量にも限度が生じます。
革、選定は特にキズなど無いものを厳選しながら進めます。
次に内側になる素材(布地など)を選びカット作業になります。

油圧式プレスカット機「クリッカー」

素材が揃った所で型紙に合わせカット作業します(ほとんど大型の機械「クリッカー(上の画像)」で打抜きます)

表の革、内側の布地、芯材となる硬い厚紙のような「不織布」をカットして行きます。
「芯材」とはいえ、「芯材」に合わせ 革を巻き付け、内側の布地を取り付ける為、重要な部位です(住宅で言えば家の骨組み、大黒柱です)

表革の所定の場所に「ミスターレザーと恐竜」の刻印をします。


※こちらは刻印の型
※恐竜の刻印をする理由=「福井は世界最大級の恐竜博物館」が有り少しでもPRになればと思いから始めた刻印です。
※世界3大恐竜博物館=カナダと中国と日本(福井)その中で最大。

革の刻印

上の画像の専用機で約180度の温度と数トンの重さでプレス(刻印)します
作業開始=内側になる布地の縫製作業から進めます。

新商品の病院用カードケース
※内側カードポケット入れ、となる部分の縫製

新商品の病院用カードケース
※両サイドのポケット部分(カードなら16枚入いるポケット数)の縫製完了

表となる革を芯材に貼り付けます。
表となる革をいかに綺麗に仕上げるかにより品質の良し悪しが決まります。

新商品の病院用カードケース
※表になる革の仕掛状態

3方にファスナー取り付け方が私にとって未知の世界であり難儀した部分でした、現在要領も分かりようやくスイスイと進められるようになりました。

新商品の病院用カードケース
※内側と表の革を縫い付け完成した状態

新商品の病院用カードケース
※完成した外形

以上のように、製作する流れの説明は簡単ですが、何度も失敗を繰り返し、少しずつ納得できる商品になって来ました。
私の採点では「90~95点」程度、もう少しスムーズに作業が進み
仕上げも満足すれば100点ですが、もう少し創意工夫します。

今回は病院用カードケースの製作工程をお伝えいたしましたが、同様のもの、もしくはこれに似たようなものを製作希望の場合でもいつでもお気軽にお問い合わせください。

ミスターレザーはコチラ!

-製作事例, 製作工程

© 2020 革ブログ