革の知識

ミスターレザーとは?ソファ老舗メーカーマルイチセーリングが解説

ミスターレザーとは

革製品を製作することになったきっかけ

革製品(革小物)を製作を始めたきっかけは「ソファに使用する革」の開発から関わり、よりタッチ感を重視し、ソファに張って感触の良い仕上がりを求め革の加工会社の方々と協議と試作を重ね希望通りタッチ感の良い革に仕上がりました。

6~7年前までは当社ソファの張り地としては、主に「ソフトレザー・布地」が中心で革張りソファは僅かな割合でした。
タッチ感の良い革が完成した後に徐々に革張りの割合が増加し、今では15~20%程度まで増加してきました、革張りが増加してくると同時に端材を廃棄する量も増加してきました。

ソファには使用できないサイズの革でも、いわゆる「革小物」の製作にはちょうど良いサイズのものが沢山有りこのちょうど良い革サイズを生かし手頃サイズの革小物をつくる事を発想しました。

 

使用している革について

ところで当社が使用している国産の革について視点を変えて説明します。

当社使用の革は主に東北・北海道の「ホルスタイン」のオスの皮を使用しています。
(皮=加工前のもの、革=は加工を施して製品として使用できる状態)

ホルスタインを使用する理由

ホルスタインの革を使用する理由として、まず牛が大きい事、大きい牛の革は大きなソファに張る事に適していると言えます、また生産数も多いようです。

牡(オス)の理由

牡牛の革は,牝牛の革と比べ表皮繊維が締まっているようです。牝牛は出産する事で伸び縮する事から牡牛の革の方がしっかりしているようです。

別種の黒毛和牛とか、国内の各種ブランド牛の革は肉をより柔らかくする事で革質はソファなどに使用するには不向きとも言われます。(極論)(厳密に区分けしている訳ではないでしょうが理論的な考えを説明しました)

ホルスタイン情報に戻りますが牝牛は、新たな子牛出産に大切であり、更に牛乳を生産する為にも重要です。

ホルスタインは乳牛として飼育されている割合が国内では99%との事です。
牡牛は誕生から2年を過ぎる頃その一生を失います、牛肉として市場に排出されます。
誕生からほぼ2年で一生終えることを知って複雑な思いになります。
生後2年ぐらいの牛肉が美味しくいただけるようです、外国産の牛肉も沢山入荷していますが、「国産牛」を求める人が多いことでそれに伴い革の量も多く出回ります。
こんな牛の誕生から革になるまでの事を考えると、役目を果たした革の廃棄部分を少しでも減らし革の有効活用することがせめてもの牛に対する供養になるかと思います。

革はあくまで副産物

本来革についてはあくまで肉を取った後の副産物で有り有効活用の産物です。
革を有効活用するには何が良いのか色々葛藤の中、思考錯誤が進みます革小物に的を絞り考えてきましたが作り手の都合、自己満足の世界からは使用していただける いわゆるお客様に満足をお届けする事はできません
数多くの商品が出回っている現在、より使い勝手の良い商品、質の高い商品をつくることが要求されます。
革小物をつくる段階で必要な機械類も重要です、以前は革小物を作る為の機械類は当社にはミシン以外全く無く、小物製作には専門的な特殊な機械が必要であることを知り、革購入している会社社長に相談しながら色々な中古機の手配をして頂きました。
正確に裁断するためのクリッカー、文字や絵柄を印字する刻印機、各種抜き型などを駆使していろいろな商品誕生となってきます。

最後に

長年ソファをつくってきた経験からこれから創意工夫し皆さまから評価いただける商品の製作に打ち込んでみたいと考えております。
またいろいろな会社の方々からのOEM商品の製作のご依頼にも対応出来るよう「ミスターレザー」に恥じない商品つくりを心引き締めて日々研究します。
今後、革情報や商品情報などブログの中で少しでも多く紹介できるよう努めます。

 

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