製作工程

ミスターレザーの立ち上げ話。新たな「革小物商品開発」から

新たな革小物商品開発

これまで20種類以上の革小物品を「ミスターレザーブランド・コレクション」として開発して来ました。
これからは、色々な方々からのオファを含め、更にコレクションを増やして行きたく考えています。

最初は簡単な作業で出来る「革製コースター」からスタートでした。
徐々に作業時間が掛かる工程でも忍耐強く?トライするようになってきました。

休日などに時間が有れば、革製品の多くあるバック販売店、有名ブランド革商品販売店などで商品を手に取ってその工程など想像しています、(店員さんからは購入を進められますがノラリクラリとかわしています)

有名ブランド商品と安価なもとの違いは使用している素材でも違いがハッキリしますが、他のデザイン、縫製の仕上りの違いが歴然とします。

私は革小物商品を手掛けるようになって、4~5年経ちますが、有名ブランド商品を拝見していると、デザイン面や技術面ではまだまだ未熟さを感じてしまします。

革小物製作方法を1から学ぶ

革小物を手掛けるきっかけは、ソファ用の牛皮を大量に使用する事でソファ用に裁断済みの革でも、まだまだ使用できる部分が有り有効活用をする事を思い立ちましたが、ソファは作れても小物は全くの未経験。

革の仕入先メーカの社長に革小物製作上のポイントや機械化等全般的な心構え等含め基本的な手ほどきを戴く事にしました。
元々その社長も研究の為、お店でより良いものを買って、それを惜し気もなく分解し、作業工程を研究し、如何すると品質アップするかを研究する事から始められたと言っておりました。

特に、財布や名刺入れと言った小さな商品は技術者の腕の見せ所、これらを製作出来れば「一人前」とまで言われます(誰が言ったのか?)
私はまだ、60%~65%のレベルと認識しています。

まずは機械の導入から

革の仕入先会社にお邪魔して、その作業風景等拝見した時まず機械の導入が先と言う事を知り、使用していない機械をお借りし、簡単な商品からスタートする事になりました。
(お借りしている機械たち:革を瞬時にプレスカットできる機械、油圧式プレスカット機「クリッカー」8トン・20トンタイプの2種類)

油圧式プレスカット機「クリッカー」

2台のクリッカー(プレス機)は手前がコンパクトサイズ(8トン)、奥が大型機(20トン)で抜き型の違いで使い分けをします。

そもそもこの様な機械で革を抜き取る事も初めて知り、綺麗にカットししかも同じものを何千枚カットしても正確に寸分の違い無く革をカットできる事に感動します。

ソファ用の裁断機は最新の国産・自動裁断機を使用します。
ソファの種類ごと、アイテム毎、それぞれのパーツを事前にPCに登録しておいたものを、受注頂いた商品に沿って裁断指示書を発行、その通りに裁断が始まります。

裁断機(キャド・キャム)
こちらが自動裁断機(キャド・キャム)

この場合最新鋭の自動裁断機では有りますが、カットの精度は±0.5㎜
と「クリッカー」での抜型に比べ制度は劣ります。
例:直径30㎝の丸をカットさせると、一周廻っての誤差が0.5㎜以内。
(ちなみにソファ生産には±0.5㎜では全く支障は有りませんが、革小物は精度が命で許せません)

「刻印の重要性」
有名ブランド品や、有名な会社のブランド品を見るとほぼ「ブランド名または社名」などの刻印が押されています。
刻印は商品完成前に、パーツ段階で所定の場所に下記の機械を用いて刻印します。
刻印機は「箔押し機」と言う名称の機械を使用しています。

(箔押し機=約200度の熱を加え、数トンの圧力で約2秒間プレスします)

箔押し機

この機械を使用する前は、ハンドプレス機に熱を発生させる特殊加工した部品を取り付け人力でプレスします、プレス時間も適当です、従って刻印の仕上りもやや不揃いになります。

革の圧着機

こんな色々な機械を駆使し革小物を製作しますが、機械の性能の前にまず、開発計画する商品の人気度、デザイン性、品質の良さ、価格とのバランス等考慮し商品化するか否か検討が必要です。

HPを立ち上げた本音も各企業の方々より「お客様オリジナル」のご要望を戴き、現行商品以外の技術向上、品質のレベルアップを目指したいと言う本音が有ります。

時間の許す範囲で、有名ブランド商品を見ながら(購入できない為)日々新たにコレクション数を確保して行きたく思っています。

技術の向上は体験する事が最重要と思っています。

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