
革製の小物に欠かせない付属品について色々な必要品が有ります。
革製のバックや靴、財布など全て付属品の使い方で、オシャレ感や高級感が大きく異なります。
当然「革質」が最重要ですが、所謂「わき役」の裏生地や、ホック類、ファスナー類、その他装飾品の使用方法がその商品の評価が決まると思います。
今回はそんな名わき役達について解説していきます。
裏生地「ラムース」
現在製作中の小物に使用する裏地は主に「旭化成・ラムース」と言う極細繊維です。
この生地は、ソファに使用できる強度を持ち、とてもソフトタッチでさわり心地が良い素材です。
極細繊維の特徴を生かし、近年室内で多くのペットを飼われていますが特に猫などの爪とぎ「スナッキング」対策品としてよく知られています。
繊維が細い事から猫などの爪がかかり難い為だそうです。
この生地はソファに使用している事で少量の端材が発生します、これを革の裏側などに有効活用しています。
さわり心地以外に高級感も有り革製商品をうまく引き立ててくれます。
裏生地「旭化成ラムース」の色見本表
革の裏側に使用する布地では不織布などのように極薄の素材も必要で革製品によって使い分けします。
殆どの生地は革の裏側にしっかり接着します。
裏生地であっても、使用中にはがれ無いようにしっかり接着させる事を意識しています。

こちらはスマホケース作成時の裏生地と革を接着後の画像(スマホケースの製作事例より)
ファスナー「YKK」
商品完成には様々パーツが必要で、その選定には苦労します。
用途に合わせたパーツは「脇役」では無いかも知れません、色々な形(デザイン)サイズ、カラーなどパーツとして選定する段階で悩みます。
悩んで選んで完成させても周囲の評価は「ダサい」とか似合わないとか、評価はまちまち(ガッカリですが…)

こちらはYKKスナップ ファスナー販売のカタログより
このカタログに載っている物は「YKK」では有りますが、ファスナー類以外のホック類やリベット類、ハトメ類など手芸屋さんに有る様な付属品だけがタップリ記載されています。
またこれらのパーツを取り付ける為の専用の機械も充実していて、無理無く、不自由無くスピーディに作業できます。
(革の裏生地・スナップボタンなどの使用例)

※ブルーの布地が「ラムース」

※スナップボタンの使用例「4方何処からでも出し入れ可能小銭入」
ファスナーは別途に専用のカタログが有ります。

(YKKファスニング プロダクツ カタログより)
現在使用しているファスナーはお客様から指定が無い限り弊社内で使用している(ソファ用に使用中の物)ものを活用しています。
ファスナーも色々なサイズが有ります、素材はスチール製(メタル製)、ナイロン製(コイルタイプ)、ビスロン製などが有り、それぞれカラーも大変豊富で何十色?何百色?あるのか分かりません。
ファスナーは「YKK」で必要なサイズ、数量をオーダ対応して頂けます。
全国からの受注をすべて受注生産しているシステムには驚きます。
以前富山県黒部にある「YKK本社工場」を見学した事が有りますが
工場内の製造工程では自動化が進んでおり、作業者数が少なく、機械は全自動、しかもその機械は社内開発と言う、自分達で考え自分達で機械を作り、商品を生産している事で利益率はビックリするほどだと想像がつきます。

※ファスナー使用例「ペンケース」
この様に革小物製作と言っても、革のみで出来上がる事で無く 色々な付属パーツを駆使して各社、各人魅力ある革製品作りに英知を絞っております。
パーツの特徴、機能など、それぞれ使い方を考え、創意工夫で魅力度が変わって来ます。
今後も新たなパーツの発掘や、その用い方を研究し魅力あるものを製作出来るよう心がけて行きたいと思っています。